ハーフドロップリピートは、1列おきにタイルの高さの半分だけ縦へずらす配置です。400 × 400 px なら、隣の列は縦位置 0 px と 200 px を交互に使います。2列ごとに最初の列と同じ位置へ戻ります。
水平な列を目立たなくしやすい方法ですが、タイルの端がそのずれに対応していなければなりません。左右をまたぐ花があるストレート用タイルをハーフドロップにすると、花が途切れる場合があります。配置設定によって、隣のピクセルと出会う位置が変わるためです。
Pattern Observer のリピート解説の定義と、Handprinted の版画チュートリアルの実際の構成を比較しました。以下では、ダウンロードできるオリジナル図案で、幾何学と書き出し方法を具体的に示します。
練習タイルをダウンロード
以下はすべて SeamlessCanvas のオリジナル教材です。個人用・商用のパターンで使用・改変できます。各 PNG は不透明なクリーム背景で、ガイド線やラベルを含みません。
| ファイル | ピクセル寸法 | 正しい使い方 |
|---|---|---|
| 端が無地の練習タイル | 400 × 400 | ストレート、ハーフドロップ、ブリックを安全に比較 |
| ストレート用の端を持つタイル | 400 × 400 | ストレートで使用し、ハーフドロップでの破綻を確認 |
| 本来のハーフドロップ用タイル | 400 × 400 | ハーフドロップで使用し、ストレートでの破綻を確認 |
| 長方形のハーフドロップ・スーパータイル | 800 × 400 | ずれが画像内に含まれるためストレートで使用 |
物体の配置を調べる場合は、ハーフドロップの SVG 原本とスーパータイルの SVG 原本を使えます。記事の画像はオリジナルの図解で、スクリーンショットや印刷校正ではありません。
ストレート、ハーフドロップ、ブリックでは軸が異なる
端が無地のタイルから始めます。オレンジ、葉、種がすべて正方形内に収まり、四辺は単色です。この特定の作り方だからこそ、同じ図案が3種類すべての配置で機能します。
次の座標は、大きなキャンバスの左上を基準とする各タイルの開始位置です。W は幅、H は高さ、c は列番号、r は行番号で、番号はゼロから始まります。
| 配置 | 横位置 | 縦位置 |
|---|---|---|
| ストレート / フルドロップ | c × W | r × H |
| ハーフドロップ | c × W | 奇数列は r × H + H/2、それ以外は r × H |
| ブリック / ハーフブリック | 奇数行は c × W + W/2、それ以外は c × W | r × H |
400 × 400 px のハーフドロップでは、最初の行が (0, 0)、(400, 200)、(800, 0) から始まります。2列目は上端を埋めるため、(400, -200) にもコピーが必要です。ずらした配置は、切り取り境界の外でも続きます。
ブリックは別の軸で機能します。左端を埋める2行目は、(-200, 400)、(200, 400)、(600, 400) から始まります。どちらも図案の回転や鏡映はせず、タイルの向きは保ちます。
手作りの分野では名称が曖昧に使われることもあるため、プレビューで軸を確認してください。SeamlessCanvas では、ハーフドロップは交互の列を縦に、ブリックは交互の行を横にずらします。
シームレスなストレートタイルをずらすと破綻する理由
ストレートでは、左端の点は右端の同じ縦位置と対応します。ハーフドロップでは、その左右の対応に高さの半分のずれが入ります。上下は、横にずらさず接します。
高さ 400 px の場合、右端の y = 300 の断片には、200 px のずれを高さの範囲内へ回り込ませた、左端の y = 100 に対応する断片が必要です。両方を y = 100 に置くのは、ストレート用の関係です。
ストレート用タイルを誤ってハーフドロップにした画像と、正しいハーフドロップ画像を比較してください。最初の画像では、同じ高さで接していた果物の半分が、列の境界で離れます。タイル全体を移動しても、各画像内の断片は移動しません。
本来のハーフドロップ用タイルは、そのずれを前提に作られているため、ハーフドロップでつながります。ストレートでは果物が再び途切れます。これは、端の関係が意図的に異なる別のファイルです。上の座標を使えば、どちらもエディターで再現できます。
端が無地のタイルは、同じ背景色だけが接するため、この問題を避けられます。リズム比較には役立ちますが、どんな花柄や写真でも同じ変更に耐えることを示すものではありません。既存の統合画像では、繰り返し方を決める前に、実際の端の内容を確認してください。
編集可能なモチーフから本来のハーフドロップタイルを作る
ダウンロード用タイルは、具体的な構成例です。オレンジ画像の矩形は 120 × 120 px です。1つは x = -60, y = 35、対応するコピーは x = 340, y = 235 から始まります。果物の中心は左右の端にあり、2つの間に 200 px の縦差があります。
複製の移動量は (W, H/2)、この例では (400, 200) です。下を越える場合は、Y を高さ1枚分だけ戻します。y = 435 のコピーは y = 35 になります。大きさ、回転、色を変えずに複製してください。
上下をまたぐ場合は、通常通り (0, H) です。角をまたぐ場合は、両方の関係から生じる断片が必要です。別々の半分を描くのではなく、完全なモチーフと数値での移動を使ってください。
配置中は、内側の葉や種を個別に保ちます。編集時に隣の列へタイルを複製し、ずらした後の隙間を見てください。単体ではバランスのよい正方形でも、リピートすると斜めの空白や密集した部分ができる場合があります。
ラスターの練習では、偶数ピクセルを使ってください。401 px の半分は 200.5 px なので、整数座標で配置するツールでは再サンプリングの判断が増えます。教材の 400 px なら、ずれは正確に 200 px です。本番用は必要な実寸に合わせ、十分な元の細部を用意してください。
ハーフドロップを通常の長方形リピートとして書き出す
標準的な長方形をストレートに繰り返すサービスもあります。隣接する2列を1枚のスーパータイルに組み込めば、ハーフドロップの配置を保てます。
元タイルが W × H なら、ストレート用スーパータイルの一例は 2W × H です。400 × 400 px の入力から 800 × 400 px を作れます。2列目を 200 px 下へずらし、上と下で回り込ませます。
敷き詰めツールに本来のハーフドロップ用タイルをアップロードし、検出したリピートがハーフドロップになっていることを確認します。端の分析で自動選択され、現在の画面には手動の配置選択はありません。倍率を 100% に保ち、出力を 800 × 400 px にします。書き出したファイルを新しいプレビューへ入れ、検出がストレートになり、同じ連続した配置になることを確認してください。
これは唯一の単位ではありませんが、この寸法には便利です。幅が交互の2列を、高さが縦の1周期を含みます。対してブリックなら、W × 2H、この例では 400 × 800 px のストレート用スーパータイルを使えます。
ずらす処理は1回だけ適用してください。 ハーフドロップに対応する先には 400 × 400 px の原本を、ストレート用の先には 800 × 400 px のスーパータイルを渡します。スーパータイルに再びハーフドロップを適用すると、すでにずれている画像に追加のずれが入り、柄が変わり、端も破綻する場合があります。
使うサービスでリピートを設定
独自の配置を選べるサービスもあります。Spoonflower の公式リピート説明では、Basic、Half-Drop、Half-Brick を区別し、縦横のずれを説明しています。送り先で配置する場合は、対応する元タイルを使い、製品プレビューを確認してください。
完成した印刷キャンバスが必要なサービスには、必要寸法ですでに敷き詰めた画像を渡します。切り取った 2400 × 1600 px は、良い最終印刷画像でも、リピート単位に適するとは限りません。外周が周期の途中を切っている場合があるためです。
自動検出は端の類似性から出発点を提案します。特に複数配置で端が同じように合う無地の外周では、手掛かりとして扱ってください。教材の無地外周タイルは3配置とも同じスコアで、ツールはストレートを標準にします。他の配置は、図解か手動配置のあるエディターで比較してください。検出は意図した配置を理解せず、大きな構図の良さも保証しません。結果と送り先のプレビューを自分で確認します。
端の作り直しが必要な画像には、既存画像のガイドを使い、修復前に元画像の選び方を参照してください。ストレートの継ぎ目を直すだけでは、ハーフドロップに必要な別の対応関係は自動で作られません。
印刷時のリピートサイズを保つ
400 × 400 px を 200ピクセル/インチ で印刷すると 2 × 2インチ、半ドロップのずれは 1インチ です。同じ密度の 800 × 400 px スーパータイルは 4 × 2インチ で、果物の実寸は変わりません。
送り先でスーパータイルを 2 × 2インチ に押し込むと、2列の配置が横方向に圧縮されます。2:1 の比率を保ち、希望する実寸幅を入力してください。再サンプリングせず DPI を 300 にすると、ピクセルは 800 × 400 のままで、想定実寸が約 2.67 × 1.33インチ になるだけです。細部は増えません。
敷き詰めツールは PNG、JPG、ベースライン RGB TIFF と DPI メタデータに対応します。形式、カラーマネジメント、塗り足し、実寸は供給元に確認してください。RGB TIFF だけでは CMYK 制作の要件を満たしません。
壁紙の用語は、実際の隣接する帯の接し方も表します。TM Interiors の施工ガイドは、縦の 64 cm リピートで、隣の帯を 32 cm ずらす例を示しています。裁断計画には実際の製品のリピート・柄合わせ寸法を使ってください。アップロード画像の寸法で、ロールの裁断条件が決まるわけではありません。
ハーフドロップの質問
ハーフドロップなら必ずリピートを隠せますか? リズムは変わりますが、大きな暗いモチーフ、同じ間隔、斜めの空白で構造が見えることはあります。予定する実寸で多くのコピーを確認し、遠くからも見てください。
長方形でも使えますか? はい。600 × 400 px なら、隣列を縦に 200 px ずらします。対応する2列のストレート用スーパータイルは 1200 × 400 px にできます。
修復と配置選択はどちらが先ですか? 端の対応を完成させる前に、予定する配置を決めます。構成中はモチーフを編集可能に保ち、ラスターしかない場合は、その配置に端が対応しているか先に試してから修復・再構築してください。
